ジャーナリングを始めてみたいけれど、ジャーナリングで何を書くべきか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
専用のノートとペンを用意しても、いざ真っ白なページを前にすると手が止まってしまいますよね。
この記事では、ジャーナリングで書くべき具体的な内容や、テーマの決め方についてわかりやすく解説します。
取り組む際の注意点や日記との違いも整理しているため、これから習慣化したい方の参考になれば幸いです。
記事のポイント
- 頭に浮かんだことを自由にそのまま書き出す方法がわかる
- 日記との違いや自分自身の思考にフォーカスするコツが理解できる
- 文字の綺麗さや誤字脱字を気にせず取り組むポイントが学べる
- ストレス軽減や自己理解を深めるための実践方法が身につく
ジャーナリングで何を書く?基本とテーマ

- 頭に浮かんだことを自由にそのまま綴る
- ネガティブな感情やモヤモヤも隠さない
- 思い浮かばない率直な気持ちも書いてOK
- 出来事ではなく自分の思考に焦点を当てる
- 日記との違いは気持ちにフォーカスする点
- 悩みや不安など一つのテーマを書き続ける
- ストレス軽減や自己理解のヒントにする
頭に浮かんだことを自由にそのまま綴る
ジャーナリングでは、頭のなかに思い浮かんだことを自由に書き出すことが最も大切です。
なぜなら、誰かに見せるための文章ではなく、自分自身の内面と向き合うための手法だからです。
具体的には、頭に漠然と浮かぶ単語やイメージを、一切加工せずに書き留めていきます。
整然とした美しい文章を作る必要はまったくありません。
- 今の気分や身体の疲労感
- ふと思い出した過去の些細な記憶
- 目の前にある景色に対する感想
初めて挑戦する方は、上記のようなちょっとしたことから始めてみるのがおすすめです。
思いつくままに手を動かすことで、少しずつアウトプットへの抵抗感が薄れていくでしょう。
ネガティブな感情やモヤモヤも隠さない
実践する際のコツは、ネガティブな感情や心のモヤモヤもそのままノートに表現することです。
負の感情を抑え込まずに外へ出すことで、心に溜まったストレスを和らげる効果が期待できるからです。
「仕事で失敗して悔しい」「人間関係でひどくイライラしている」といったネガティブな気持ちは、普段の生活ではなかなか表に出せないことも多いと思います。
しかし、ジャーナリングの時間は自分だけの安全な空間です。
したがって、自分の中にあるドロドロとした感情も、包み隠さず文字にしてみてください。
無理にポジティブな言葉へ変換しないことが、本来の目的を達成するカギとなります。
思い浮かばない率直な気持ちも書いてOK
どうしても手が進まない時は、「何を書いたらいいかわからない」という今の率直な気持ちを書いても大丈夫です。
ジャーナリングの目的は、立派な文章を書くことではなく、いまの自分の感情をありのままに書き出すことだからです。
無理にテーマをひねり出そうとすると、かえって手が止まってしまう原因になります。
「ペンを持ったけれどとても眠い」「今日は何も思いつかなくて焦っている」といった言葉を並べるだけでも立派な実践と言えます。
そうして文字を書き進めているうちに、ふと別の考えが浮かんでくることもよくあります。
まずはどんな言葉でもよいので、紙の上に思いを落としていく感覚を大切にしてください。
出来事ではなく自分の思考に焦点を当てる
ノートに向かう際は、起こった出来事や他人の言動にはあまり触れず、自分自身の思考に焦点を当てることが重要です。
自分の内面に深く目を向けることで、より本質的な自己理解につながるからです。
たとえば、「上司に怒られた」という事実よりも、「怒られてどう感じたか」「なぜ悲しくなったのか」という自分の気持ちを中心に掘り下げていきます。
このように視点を変えることで、自分の感情の癖に気づきやすくなるでしょう。
| 焦点の当て方 | 具体的な書き方の例 |
|---|---|
| 出来事(避ける例) | 今日は雨が降って電車が遅れた。 |
| 思考・感情(推奨する例) | 雨で予定が狂い、とても焦ってイライラした。 |
| 他人の言動(避ける例) | 友人に約束をキャンセルされた。 |
| 自分の内面(推奨する例) | ドタキャンされて軽く扱われている気がして悲しい。 |
上記の表のように、常に主語を「自分」にして書き進めるのがコツです。
事実の記録ではなく、心の動きの観察を心がけてみてください。
日記との違いは気持ちにフォーカスする点
ジャーナリングと日記の最も大きな違いは、自分の気持ちに深くフォーカスするかどうかにあります。
日記が日々の出来事や行動の記録を目的とするのに対し、ジャーナリングは内面を探るためのツールだからです。
| 項目 | 日記 | ジャーナリング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 出来事や思考の記録を残すこと | 自分の感情や内面と向き合うこと |
| 書く内容 | 今日あったこと、行動の履歴 | 今この瞬間の気持ち、心の動き |
| 形式・ルール | 時系列でまとめることが多い | 形式やルールはなく思いつくまま |
| 読み返し | 後から読み返して懐かしむ | 基本的には後から読み返さない |
このように、日記は未来の自分が読むための記録としての側面が強いと考えられます。
一方でジャーナリングは、今現在の自分の心を整理するためのワークとして位置づけられます。
したがって、その日に何が起きたかを順番に思い出す必要はありません。
今感じている感情だけをすくい取って、紙に書き写していく感覚を楽しんでみてください。
悩みや不安など一つのテーマを書き続ける
実践する際には、頭に浮かんだ悩みや不安など、一つのテーマを深掘りして書き続ける方法も有効です。
焦点を絞ることで思考が散漫にならず、問題の根本に近づきやすくなるからです。
- 将来のキャリアに関する漠然とした不安
- 特定の友人との人間関係の悩み
- 最近なぜかやる気が出ない理由
- どうしても挑戦したい夢への想い
上記のように、その時々で一番関心があることや、心の大きなスペースを占めている事柄をテーマに設定します。
一つのことについて深く問いかけることで、意外な本音に気づくことができるかもしれません。
もちろん、無理にテーマを一つに絞らなければならないわけではありません。
テーマを決めずに書き始めて、途中で気になった話題に集中していく形でも問題なく取り組めます。
ストレス軽減や自己理解のヒントにする
感情的な体験を細かく書き出すことは、ストレス軽減や自己理解を促進するためのヒントになります。
言葉にして吐き出すことで、頭の中の整理がつきやすくなるからです。
心の中に溜め込んでいた感情を言語化すると、客観的に自分を見つめ直すことができます。
特に、嬉しかったことだけでなく、怒りや悲しみといった強い感情を伴う体験を細かく描写することが効果的だとされています。
書くことを通じて、自分が何に対して怒りを感じ、どのような状況で安心するのかというパターンが見えてきます。
日々の生活の中で感情をコントロールしやすくなるため、心の健康を保つ手助けとなるでしょう。
ジャーナリングは何を書く?実践と注意点

- 紙とペンを用意して制限時間を決める
- 文字の綺麗さや誤字脱字は気にしない
- きれいごとを避けありのままに表現する
- 書いた内容は後から読み返さなくてよい
- 記録ではなく書くプロセス自体を重視する
- 感情を吐き出し思考を整理するきっかけに
- 大きな喪失感がある時は専門家を頼る
紙とペンを用意して制限時間を決める
実際に始める際は、紙とペンを用意し、あらかじめ制限時間を決めておくことが大切です。
時間を区切ることで集中力が高まり、無意識の思いを引き出しやすくなるからです。
- お気に入りのノートと書きやすいペンを用意する
- スマートフォンのタイマーをセットする
- まずは「10分間」など短めの時間を設定する
- タイマーが鳴るまでひたすら書き続ける
スマートフォンやパソコンを使う方法もありますが、手書きの方がより直感的に感情を表現しやすいとされています。
まずは手元にある紙とペンで試してみるのがおすすめです。
最初は3分や5分といった短い時間でも構いません。
重要なのは、決めた時間内はペンを止めずに書き続けるというルールを守ることです。
文字の綺麗さや誤字脱字は気にしない
書き進めるにあたっては、文字の綺麗さや誤字脱字を一切気にする必要はありません。
見え方を整えることよりも、思い浮かんだことを素早く書き留めることの方が重要だからです。
誰かに提出する書類ではないため、自分にしか読めないような崩れた文字になっても問題ありません。
漢字が思い出せなければひらがなで書いたり、途中で文章が途切れたりしても大丈夫です。
| 気にしなくてよいこと | 理由 |
|---|---|
| 文字の丁寧さ | スピードを優先し、感情を逃さないため |
| 漢字の間違い | 思考の波を止めて辞書を引くのは避けるため |
| 文法の正しさ | 整った文章に変換する過程で本音が隠れるため |
| 話の脈絡 | 人間の思考はあちこちに飛ぶのが自然であるため |
きれいに書こうと意識すると、どうしても頭でフィルターをかけてしまいます。
手を止めずに動かし続けることを最優先にし、荒削りな状態のまま書き出していきましょう。
きれいごとを避けありのままに表現する
ノートに向かう時は、きれいごとを書かずにありのままの感情をどストレートに表現してください。
取り繕った言葉を並べても、本当の感情の整理にはつながらないからです。
「こんなことを思ってはいけない」「もっと大人にならなきゃ」といった理性的なブレーキは一旦外してしまいます。
心の中で感じている不満や文句など、他人には絶対に見せられないような黒い感情もそのまま書き出します。
- 「正しいか間違っているか」で判断しない
- 道徳的な観点はいったん脇に置く
- 汚い言葉や乱暴な表現になっても構わない
- 自分が感じた事実だけを認める
自分の本音をごまかさずに直視することが、心のデトックス効果を高めます。
かっこつけずに、ありのままの自分を紙の上にさらけ出してみてください。
書いた内容は後から読み返さなくてよい
ジャーナリングの特徴的なポイントとして、書いた内容は前提として読み返さないというルールがあります。
過去の記録を残すことではなく、その瞬間の現状を確認することが目的だからです。
日記であれば後から読み返す楽しみがありますが、ジャーナリングでは無理に見直す必要はありません。
特にネガティブな感情を書き出したページを読み返すと、当時のつらい気持ちがフラッシュバックしてしまう可能性もあります。
書き終わった時点で、目的の大部分はすでに達成されています。
もし読み返したくない内容であれば、そのページを破って捨ててしまったり、塗りつぶしたりしてもまったく問題ありません。
記録ではなく書くプロセス自体を重視する
ここまでの解説と重なりますが、ジャーナリングは記録を残すことよりも、書くというプロセス自体を重視します。
手を動かして言葉をひねり出す過程にこそ、大きな意味があるからです。
思考を言語化して外部に出す作業は、頭の中のハードディスクの容量を空けるような感覚に似ています。
書き終わったノートという「結果」よりも、モヤモヤを吐き出している「過程」が心に作用します。
したがって、書き終わったあとに「何も解決していない」と落ち込む必要はありません。
言語化するために自分の内面を探ったという行動そのものが、すでに前進の第一歩となっているはずです。
感情を吐き出し思考を整理するきっかけに
感情を徹底的に吐き出すことは、複雑に絡み合った思考を整理する絶好のきっかけとなります。
書いているうちに頭の中が整理され、自然と新しい視点に気づくことができるからです。
- 悩みの根本的な原因がふと腑に落ちる
- 自分が本当に大切にしたい価値観に気づく
- どう行動すべきか具体的なアイデアが浮かぶ
- ただ単に疲れていただけだと自覚する
実際に手を動かしていると、書き始める前と書き終わる頃で、自分の感情がまったく違うものに変化していることも珍しくありません。
最初は怒りでいっぱいだったのに、最後には妙に落ち着いていることもあります。
モヤモヤとした感情の塊を言葉という形に切り分けることで、冷静に状況を分析できるようになります。
思考の整理整頓ツールとして、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
大きな喪失感がある時は専門家を頼る
ジャーナリングは心のケアに役立つ一方で、大きなショックや喪失感の渦中にある場合には適さないこともあります。
強いトラウマや深い悲しみと無理に向き合うことで、かえって精神的な負担が大きくなるリスクがあるからです。
| 状況の目安 | 推奨される対応 |
|---|---|
| 日常の軽いストレスや悩み | ジャーナリングで感情を整理する |
| 一時的な怒りや悲しみ | 時間を決めて紙に吐き出す |
| 深いトラウマや大きな喪失感 | 無理に書かず、専門家のサポートを検討する |
| 心身に不調が出ている場合 | 医療機関などの専門家に相談する |
ここで挙げた症状や状態はあくまで一般的な目安です。
つらい記憶を思い出すのが苦しい時は決して無理をせず、正確な情報は公式サイトをご確認いただくなど、慎重な対応を心がけてください。
ご自身の健康に関わる最終的な判断は専門家にご相談いただくことを強くおすすめします。
心に深い傷を負っている場合は、一人で抱え込まずにカウンセリングなどの適切なサポートを受けることが最も大切です。
まとめ:ジャーナリングで何を書くか迷ったら
- 頭に思い浮かんだことを自由に書く
- 整然とした文章にする必要はない
- ネガティブな気持ちもそのまま表現する
- 手が進まない率直な感情も書いてよい
- 出来事ではなく自分の思考に焦点を当てる
- 日記と違い気持ちにフォーカスする
- 悩みなど一つのテーマを書き続ける
- 文字の綺麗さや誤字脱字は気にしない
- きれいごとを避けどストレートに書く
- 書いた内容は前提として読み返さない
よくある質問

- Q:ジャーナリングは毎日書かないと意味がありませんか?
- A:毎日書かなくても十分に意味があります。ストレスを感じた時や、頭の中がモヤモヤしている時に、不定期で取り組むだけでも思考の整理に役立ちます。
- Q:書いた内容は誰かに見せてもよいですか?
- A:基本的には自分だけが見るものとして扱うことをおすすめします。誰かに見せることを前提にすると、無意識にきれいごとを書いてしまい、本来の効果が薄れる可能性があるからです。
- Q:パソコンやスマホのメモ帳で書いてもよいですか?
- A:パソコンやスマートフォンを使っても問題ありません。ただし、手書きの方がタイピングよりも感情を直感的に表現しやすいとされるため、一度は紙とペンで試してみるのがよいでしょう。


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