ジャーナリングに興味を持ったものの、具体的な書き方や例がわからず悩んでいませんか。
いざノートとペンを目の前にしても、何から始めればいいのか迷ってしまう方は多いかもしれません。
頭に浮かんだことを自由に書き出すだけのシンプルな方法ですが、ちょっとしたコツを知るだけで、より深い気づきを得られるようになります。
この記事では、ジャーナリングの書き方と例について、初心者にもわかりやすいステップや目的別のテーマを詳しく解説していきます。
読み終える頃には、すぐにでも自分だけの「書く瞑想」をスタートできるようになるはずです。
記事のポイント
- ジャーナリングの基本となる3つのステップがわかる
- 効果を高める実践のコツや手書きのメリットが理解できる
- 朝と夜の目的別の書き方や具体的なテーマ例を学べる
- 途中で手を止めず評価しないという大切な注意点を把握できる
初心者向けジャーナリングの書き方と例

- 基本となる実践のステップ
- 落ち着ける環境と時間帯を選ぶ
- 設定した時間はとにかく書き続ける
- 書き出した内容を後から振り返る
- 初心者が意識したい実践のコツ
- キーボードより手書きがおすすめ
- 自己認識力を高めるテーマの選び方
基本となる実践のステップ
ジャーナリングとは、頭に浮かんだことをありのままに書き出すワークであり、「書く瞑想」とも呼ばれています。
誰かに見せるための文章ではないため、上手な文章構成やきれいな字にこだわる必要は全くありません。
素直な気持ちや感情を、そのまま紙にぶつけることが何よりも大切です。
実践する際は、大きく分けて3つの段階を踏んで進めていきます。
以下の表に、基本的なステップの概要をまとめましたので参考にしてみてください。
| ステップ | 主な内容 | 意識するポイント |
|---|---|---|
| Step1:環境づくり | 落ち着ける場所と時間を選ぶ | リラックスしてひとりになれる空間を確保する |
| Step2:書き出す | 時間を決めてとにかく手を動かす | 書式や体裁を気にせず思いのままに綴る |
| Step3:振り返る | 書いた内容を後から読み返す | 客観的に自分の思考や感情を整理する |
この基本的な流れに沿って行うことで、初心者でもスムーズに習慣化しやすくなります。
ただし、心身の不調を強く感じている場合は無理をして自己流で進めず、専門家である医師にご相談ください。
落ち着ける環境と時間帯を選ぶ
ジャーナリングを始める最初のステップは、自分が心からリラックスできる環境と時間帯を選ぶことです。
誰にも邪魔されないプライベートな空間を確保することで、内面と深く向き合うことができます。
テレビの音やスマートフォンの通知など、気が散る原因になるものはできるだけ遠ざけておきましょう。
より集中力を高めるために、空間を自分好みに演出するのも効果的です。
例えば、お気に入りの静かなBGMを流したり、好きな香りのアロマを焚いたりすると、特別なリラックス空間ができあがりますね。
環境が整うことで、「これから自分のための時間だ」というスイッチが入りやすくなります。
また、取り組む時間帯は、頭がスッキリしている起床直後や、一日のタスクが終わった就寝前などがおすすめです。
ひとりの時間を確保しやすいタイミングを見つけて、毎日のルーティンに組み込んでみてください。
設定した時間はとにかく書き続ける
環境が整ったら、次に行うのは時間を決めてひたすら書き続けるステップです。
1回あたりの時間は、無理なく続けられる5分から10分程度に設定するのがよいでしょう。
人が高い集中力を維持できるのはおよそ15分程度といわれているため、短時間のほうが継続しやすくなります。
以下の表は、一般的な時間設定とその効果の目安をまとめたものです。
| 時間設定 | 特徴と期待できる効果(目安) |
|---|---|
| 1〜3分 | ハードルが低く、とにかく毎日の習慣化を最優先したい人向け |
| 5〜10分 | 集中力が途切れず、しっかりと思考を深めやすい基本の時間 |
| 15分 | じっくりと内面に向き合いたい時や、特に書きたいことが多い日向け |
タイマーをセットしたら、その時間が終わるまでは書くことだけに意識を向けます。
途中で「何を書こうか」と手が止まりそうになっても、頭に浮かんだ単語をそのまま書き連ねてみてください。
最初は短時間でもよいので、継続していくことが最大のポイントと考えられます。
書き出した内容を後から振り返る
時間を決めて書き終えた後は、自分が書いた内容を客観的に振り返るステップに移ります。
振り返る時間は、書いている最中ではなく、完全に書き終わってから別の時間として設けるのが効果的です。
直後に読み返すだけでなく、数日など少し時間をおいてから見直すことで、冷静な視点で新たな気づきを得られることもあります。
例えば、週末に1週間のジャーナリングを読み返し、頭の中を整理してまとめる時間をとるのも良い方法です。
これにより、自分の思考パターンや感情の動きが理解しやすくなり、パフォーマンスの向上が期待できるといわれています。
自分の内面をデータとして蓄積していくような感覚ですね。
ただし、ネガティブな感情ばかりが並んでしまった日は、無理に振り返らなくても大丈夫です。
嫌な気持ちを引きずってしまう可能性があるため、思いの丈を書き出してスッキリしたら、そのままノートを閉じてしまって構いません。
初心者が意識したい実践のコツ
ジャーナリングを充実させるためには、いくつかのちょっとしたコツを押さえておくことが大切です。
難しく考える必要はありませんが、意識するだけで格段に書きやすくなるはずです。
具体的には、以下のポイントを心がけてみてください。
- あらかじめ決めたテーマについて時間を区切って書く
- 頭で深く考え込まずに、まずは手を動かしてみる
- 気をそらせるものがない、一人になれる空間で行う
- 見栄を張らず、事実や感情をあるがままの言葉にする
- 誤字脱字や文法の間違いは一切気にしない
特に初心者のうちは、テーマを決めておくと「何を書けばいいかわからない」という思考停止を防ぐことができます。
毎日続けることが何より推奨されているため、5分や1分といったごく短い時間でもかまいません。
日々の生活の中に、自分と向き合う「小さな習慣」を取り入れるつもりで始めてみましょう。
キーボードより手書きがおすすめ
現代ではスマートフォンやパソコンで文章を打つ機会が多いですが、ジャーナリングにおいては紙とペンを使った「手書き」が推奨されています。
タイピングの方が早く文字にできる気がしますが、実はツールによって脳の働き方が異なるといわれているからです。
手書きとキーボードの違いについて、一般的な特徴を表に整理しました。
| 入力方法 | 脳波の特徴 | ジャーナリングへの影響 |
|---|---|---|
| 手書き(紙とペン) | アルファ波が高まりやすい | リラックス状態になり、思考が自然と深まりやすい |
| キーボード(PC等) | ベータ波が高まりやすい | イライラや緊張状態に傾きやすく、深い内省に向きにくい |
このように、手書きをすることでリラックスしている時に出るアルファ波が高まる傾向があります。
自分の手で文字の形を作り出し、紙の感触を味わうプロセスそのものが、心を落ち着かせる効果をもたらしてくれます。
どうしても手書きが難しい状況を除き、基本的にはお気に入りのノートとペンを用意して取り組むことをおすすめします。
自己認識力を高めるテーマの選び方
いざ書こうと思っても手が止まってしまう場合は、テーマ選びを工夫してみましょう。
特におすすめなのは、「自己認識力を高めるためのテーマ」を設定することです。
自分自身が普段何を考え、何を感じているのかを深掘りすることで、本当の価値観が見えてきます。
例えば、以下のようなテーマを入り口にすると書き始めやすくなります。
- よりよい人間関係を築くために自分が心がけたいことは?
- 最近、私が強い怒りや不満を感じた出来事とその理由は?
- 今の生活の中で、心から感謝していることや人は?
テーマはネガティブなものでもポジティブなものでも、自分の書きやすい内容から始めて問題ありません。
ただ、初めて挑戦する方や「まずは楽しく試してみたい」という方は、良い気分で終われるポジティブなテーマを選ぶのがよいでしょう。
ワクワクする内容のほうが、前向きな気持ちで習慣化につなげやすくなります。
目的別ジャーナリングの書き方と例

- 朝と夜で目的を分けて実践する
- 前向きな気持ちを作る朝の習慣
- 一日を振り返り整理する夜の習慣
- 感情や思考を書き出した具体例
- 日常や過去を振り返るテーマ集
- 書く内容を自分で評価や否定しない
- 途中で手を止めず思いのままに綴る
- ジャーナリングの書き方と例のまとめ
朝と夜で目的を分けて実践する
ジャーナリングは、書くタイミングや目的によって得られる効果が大きく変わってきます。
特に「朝」と「夜」とでは心身の状態が異なるため、それぞれに合った書き方を使い分けるのが効果的です。
時間帯ごとの役割を理解することで、一日をより充実したものにデザインできるようになります。
朝は、これから始まる一日をどのように過ごすかをセットアップする時間です。
一方で夜は、一日を終えて高ぶった神経を鎮め、出来事や感情を整理してリセットする時間といえます。
このように目的を明確に分けることで、単なる日記とは違うジャーナリング本来の力を引き出せるでしょう。
もちろん、朝晩両方やらなければいけないという決まりはありません。
自分のライフスタイルや、今解決したい悩みに合わせて、どちらか取り入れやすい方から実践してみてください。
前向きな気持ちを作る朝の習慣
朝のジャーナリングの主な目的は、思考をクリアにし、その日の目標を定め、ポジティブな気持ちを育てることです。
目覚めてすぐの静かな時間に前向きな言葉を書き出すことで、一日を良い気分でスタートさせることができます。
朝の時間を有意義にするためには、以下のような内容を書き出してみるのがおすすめです。
- 昨日あった良い出来事など「3つの感謝」を書く
- 今日達成したい具体的なタスクや「目標」を書く
- 「今日もベストを尽くせる」などの「アファメーション」を書く
感謝の気持ちを思い出すことで心が穏やかになり、目標を書き出すことで行動の優先順位が明確になります。
また、自分を励ます肯定的な言葉(アファメーション)を記すことで、自信を持って一日を過ごせるようになるでしょう。
朝の数分間をこのワークに充てるだけで、心のコンディションが大きく変わってくるはずです。
一日を振り返り整理する夜の習慣
夜のジャーナリングは、その日に起きた出来事を振り返り、感情を整理するための時間として活用します。
日中に感じたストレスやモヤモヤをそのまま紙に吐き出すことで、心を落ち着かせて質の高い睡眠へとつなげやすくなります。
夜にノートを開くときは、次のような項目を意識して書いてみましょう。
- 今日印象に残ったことや楽しかった出来事を記録する
- 予定通りに進まなかったことや悩みをありのままに書き出す
- 失敗から学んだことや自分の成長ポイントを振り返る
- 美味しいご飯を食べられたことなど、一日の感謝で締めくくる
仕事での失敗や人間関係の悩みも、一度外に出してしまうことで「まあいいか」と手放しやすくなります。
そして最後は必ず、小さな感謝やポジティブな気持ちで一日を締めくくるのがポイントです。
そうすることで、穏やかで満たされた気持ちのまま眠りにつくことができるでしょう。
感情や思考を書き出した具体例
実際にどのような文章になるのか、具体的な書き方の例を見てみましょう。
ここでは「最近、嬉しかったこと」という身近なテーマを選んだ場合の例を紹介します。
「コンビニの新作スイーツを買ったらすごく美味しかった。やっぱり私は、クリーム系のお菓子に目がない!でも太っちゃうかな~とか思ったりもする。でも買いたくなる。我慢ができないな~。でもたまには贅沢として買うならいいよね!週1ならいいかな?また来週の金曜日新作スイーツチェックしようかな!それまではコンビニよらない!あ~金曜日が楽しみになってきた♡」
この文章を見ると、嬉しかった出来事から派生して、太りたくない葛藤や、楽しみを我慢したくない本音が見えてきます。
さらに「週1回の楽しみにする」というルール作りへと自然に思考が展開していることがわかります。
このように、思ったことや感じたことを自由に広げていくのがジャーナリングの醍醐味といえますね。
日常や過去を振り返るテーマ集
何を書くか迷った時のために、様々な切り口のテーマをストックしておくのも良い方法です。
自分のその日の気分や状況に合わせて、興味を惹かれるものを自由に選んでみましょう。
以下に、いくつかのカテゴリーに分けたテーマ例をまとめました。
| カテゴリー | テーマの具体例 |
|---|---|
| 日常の振り返り | 今日一番印象的だった出来事、明日への小さなアイデア |
| 感情の整理 | 最近心が温かくなった瞬間、ストレスの原因とその対処法 |
| 過去や記憶 | 乗り越えた困難とその学び、過去に戻れるならやり直したいこと |
| 将来・目標 | 5年後に達成したいこと、将来の自分に宛てた手紙 |
これら以外にも、架空の物語を考えてみるクリエイティブなものや、好きな単語をひたすら並べる気ままなテーマもあります。
正解はないので、自分が「今、一番書きたい」と思えるものを見つけることが大切です。
リストを眺めるだけでも、自分の中に眠っていた思考が刺激されるかもしれませんね。
書く内容を自分で評価や否定しない
ジャーナリングを実践する上で非常に重要なのが、自分が書いている内容を絶対に評価しないことです。
私たちは普段から無意識のうちに「こんなことを考えてはいけない」「常識的にどうか」と自分をジャッジしてしまいがちです。
しかし、ジャーナリングはありのままの自分を受け入れるためのワークなので、制限をかける必要はありません。
ノートに向かうときは、以下のような自己否定を手放すよう意識してみてください。
- 「こんな黒い感情を書いたらダメだ」という思い込みを捨てる
- ネガティブな言葉が浮かんできても、それをそのまま許可する
- 現実離れした大きな夢や理想でも、否定せずに書き留める
良い・悪いという判断を一切挟まず、「今、ここ」で自分が何を感じているかだけに集中しましょう。
評価しないことで初めて、心の奥底に隠れていた本音に気づくことができるようになります。
途中で手を止めず思いのままに綴る
時間を決めて書き始めたら、タイマーが鳴るまではなるべく手を止めないように心がけてください。
途中で「上手な言い回し」を探そうと考え込んだり、漢字を調べようとしたりすると、思考の自然な流れが途切れてしまいます。
あなた以外は誰も読まない文章なので、字が汚くても文脈がおかしくても全く気にする必要はありません。
また、最初に決めたテーマから内容が大きくズレていってしまっても問題ありません。
人間の思考は連想ゲームのように飛躍していくものなので、脱線していくこと自体が自然な心の働きです。
思い浮かんだものをどんどん紙に落とし込み、素直な言葉で思いのままに綴る楽しさを味わってみてください。
ジャーナリングの書き方と例のまとめ
- ジャーナリングは心の声を聞く書く瞑想である
- きれいな字や文章構成にとらわれる必要はない
- リラックスできる静かな場所と時間帯を確保する
- まずは1回5分から10分程度を目安に書き続ける
- 書いた内容は後から客観的に振り返るとより効果的
- PCのキーボード入力よりも手書きでの実践を推奨
- 朝は目標設定やポジティブなアファメーションを書く
- 夜は一日の出来事の整理や感謝の気持ちを書き出す
- 浮かんできた思考を自分で評価したり否定したりしない
- テーマからズレても気にせず手を動かし続ける
よくある質問

- Q.毎日書かないと効果はないですか?
- A:毎日続けることが理想とされていますが、無理のないペースで問題ありません。最初は週に数回、短い時間から始めて、少しずつ習慣化を目指してみてください。
- Q.ネガティブなことばかり書いても大丈夫ですか?
- A:感情を吐き出すことで心がスッキリするため、ネガティブな内容でも全く問題ありません。ただし、読み返して辛くなる場合は無理に振り返らなくて大丈夫です。
- Q.うつ病などの治療にジャーナリングは使えますか?
- A:感情の整理に役立つ一般的な手法ですが、医療行為の代わりにはなりません。心身の不調が強い場合の最終的な判断は、必ず専門家の医師にご相談ください。


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